理事長所信

-はじめに-

本会議所の門を叩いたのは2013年6月6日。その日は社団法人から公益法人格への移行の為の臨時総会であり、その日をもって社団法人浦添青年会議所は解散決議を行い、会員の総意をもって新たに公益社団法人浦添青年会議所として設立決議となった記念すべき日に入会認証式を迎えた事を鮮明に覚えております。1971年11月12日に当時の志高き青年によって浦添青年会議所は誕生し、先輩諸兄の情熱の連鎖の中で今日を迎える事が出来ました。公益法人各の移行という新たな挑戦の一歩を踏み出したそんな歴史的な日に入会出来た事と公益法人としての最初の入会者となった事は私自身の誇りであり、今日までの自身の運動の源でございます。2012年に会社を引継ぎ、経験、技量、人間力、交友関係といった全てにおいて能力不足であったため、2013年本会議所への入会を決意し、今日まで多くの出会いの中で一つ一つの経験と役柄を学び、早いようで遅く流れている時間を何とも言い難い不思議な感覚で過ごしております。ただ、この会議体を通してわかった事は、成長とは己自身に負荷をかけた分でしか成長しないという事。同じ事や出来る事を何回も繰り返しているだけでは、効率は上がるが決して効果は広がらない。出来ないものが出来る様になる事が成長への最大の近道であります。JCとは成長や価値観を広げるためのツールであり、会員の皆様に置かれましてもその意義を理解し、仕事や家庭にフィードバックして頂ける組織にしたいと考えております。

-浦添市-

我々が活動するこの浦添市は沖縄本島の南西部に位置し、那覇市に隣接する中で歴史的な部分、経済的な部分において非常に魅力のある街であります。伊祖城を築城し、中山の中心として拠点を構えた舜天。明との貿易に成功し、中山をまとめ莫大な資金で力を付けた察渡。それからこの地を拠点に三山統一を果たし、琉球国発祥となる国を一つに成し遂げた尚巴志。のちに桃浦添(現在の首里城)へと歴史が移っていきました。舜天、察渡、尚巴志の大きな志を抱いた姿は浦添市民やこの地域で活動する青年経済人にとって誇り高い存在であります。現在の浦添市の人口は約11万人で平均年齢40歳と県内で3番目に若い層が集まり、法人税や人口密度でいえば県内トップ3に入る魅力と活力に溢れた街となっており、沖縄都市モノレール幹線工事における都市開発やキャンプ・キンザーの跡地利用や西海岸開発の経済効果は約3兆円とされ、今後沖縄の経済の中心となることは間違いありません。そんな中、浦添を中心に活動する我々青年経済人がこの地域の為に何を成し遂げるかによって、今後の浦添の立ち位置を大きく変えると確信しております。

-会員拡大-

青年会議所は40歳で卒業となる為、会員拡大をしなければ自然と消滅していく団体であります。本年度会員数は30名スタートとなり、30名を割る事は無くとも運営上、活動上においてギリギリのラインに差し迫っている状況であり、拡大は最重要事項であります。そこで、拡大15名を達成させるために、今年は拡大委員会を無くし、理事長自ら拡大担当となる事で、全会員で拡大に取り組んで参ります。今までは担当委員長の元、担当委員会が中心となるいわゆる縦割りで拡大を行っていましたが、今年の拡大は様々な角度からの手法を凝らすために横割り組織を取り入れ、入会見込者の職種や人間関係を配慮し、適材となる会員と共に拡大を行って参ります。昨今のビジネスにおける市場は、売りたいものを売る時代では無く、求められているものを売る時代。顧客の要望は多様化を極め、より多種高品質の提供が企業に求められている事から、我々会議体としても多種多様な考え方に対応するためにも従来な拡大手法に対していかにしてプラスワンを用いるかが、今年の拡大を行う上で最大のカギとなっております。地域や社会のために活動を行う同志を増やす事で、多くのアイディアや行動範囲、情報量が広がり、その結果がより良い浦添の発展に繋がります。本年度は必ず拡大15名を達成させ、浦添青年会議所の存在を大いに発揮し、我々が持つ拡大意識と行動によって県内各地会員会議所に対しての会員拡大への機運を高めて参ります。

-人財育成・会員資質向上-

20歳から40歳まで青年経済人の集まりである我々青年会議所は、青年としての英知と勇気と情熱を絶やさず持ち続け、品格ある青年として行動をしていかなければなりません。それは青年会議所の活動のためだけではなく、人をリードする立場の人間やそれらを目指す人間として、常に同世代からの模範となり、人格者へと己を磨き続け、自己成長へ繋げていく事が何よりの地域貢献であります。そのためには、青年会議所の定款・細則を始め、活動理念を学ぶ事の出来る新入会員オリエンテーションを開催し、会員の質の向上に努めます。また、日本や沖縄の政治・経済から今後の世界の動きといった人をリードする立場としての然るべき感覚を養うための勉強会や講演会を公開例会という形で開催し、会社のメンバーや友人知人にオブザーバーとして参加して頂き、地域を担う人財を創っていきます。そして、会員間の信頼や絆を高めるために、研修会やスポーツ例会を開催し、協力関係を高めて参ります。さらに、より人財育成を図るために、新入会員は全て1つの委員会に集結させ、委員長を中心に繋がり深い人間関係の構築を目指して参ります。今後10年後、20年後の沖縄や浦添の経済の中心で活躍できる人財を創り、常に高い志を胸に秘め、情熱と行動力を武器に邁進して参ります。

-わんぱく相撲-

昨年、30周年記念大会となったわんぱく相撲浦添大会は、浦添青年会議所の事業の中で最長の継続事業であり、浦添市の主なスポーツ大会としても大きな役割を果たして参りました。時代の流れによって様々な事が変化する中でいつの時代や世代になっても大切な事は変わらないと思います。その大切な事を伝える事が出来るのが相撲であり、今日まで継続してきた理由であると私は考えております。相撲を通して礼儀や勝負事への大切さを学び、勝敗関係なく相手に敬意を払い、礼に始まり礼に終わる素晴らしさを子どもたちに学ぶ事で、人として正しき成長への道標になって頂ければこの上ない喜びでございます。また、例年は那覇大会と浦添大会の両社の代表が両国国技館で開催となる全国大会への出場となっておりましたが、相撲部屋の減少の理由での宿泊体験の困難や東京青年会議所からの意向もあり、全国大会出場枠の課題に対して取り組まなければなりません。しかしながら今までの浦添大会は青少年健全育成事業としてわんぱく相撲の理念や目的に沿った運営を続けていかなければなりません。

-笑顔を創る事業が地域活性の起爆剤に-

浦添市は平均年齢が約40歳と比較的若いことから子育て世代が多く、保育や教育に行政は力を入れております。子どもから大人まで楽しめる地域イベントやお祭り、通り会は各地の自治会単位で様々な形の中で行われていることから、地域や時代流行りなど、多種多様に合わした事業を考えていくべきだと考えております。また、今年度は行政として産業祭り開催への機運が高まり、実現に向けて行政は力をいれております。そこで、地域活性の起爆剤を創るために、子どもが喜んで貰える事を中心に事業を開催し、主婦層や女性が喜ぶ工夫も取り入れる事によって、家族で一緒に楽しめる事業を行います。また、浦添市に新たな産業を生み出すために、VRやドローン最先端技術の開発企業への協力を依頼し、技術体験を通して子ども達の笑顔や夢を創って参ります。この事業を開催するにあたり、多くの市民に参加して頂く事を考え、ポイントを絞る事で浦添の新たな地域活性の起爆剤を創って参ります。

-総務の質こそ組織の質-

青年会議所はすべての任期が1年という限られた時間の中で活動をしなければなりません。全ての会員は始めての役職や責任を与えられるため、互いの連携を常に高める意識を持ち、事業への参加率向上に繋げる事が重要と考えております。そのためには、組織の下支えである意識と行動が重要となります。理事会でのスムーズな進行や連絡、報告事項を円滑にするために、事前告知やコミュニケーションツールを最大限に活用することや各委員会内で会員が参加しやすい環境を創るために、定期的に委員会や懇親会を開き、事業への参画者を増やす事で、お互いの信頼や絆の繋がりを高め、組織全体の質の向上に繋げる事が全ての事業成功への近道になると考えております。今年は従来のシステムの再構築を図り、アジェンダシステムから会員専用ページ等々のソフト面の構築によって、より効率的を高め、会員一人一人の活動意識向上に役立つツールを最大限活用していきます。

-さいごに-

今まさに人財不足に陥っている時代にあり、我々会議体の会員におかれましても例外ではございません。会社における役職や立場によっては中々JC活動に専念出来ない会員は増える一方で、LOMにおける重役は出来る人にしか出来ない大変厳しい状況になっております。そこで、今年度は組織体制の在り方に対して誰でも委員長職に就けるような組織や体制の再興に着手し、今後の浦添青年会議所の新たな形を創って参りたいと考えております。結びに、万物象徴の形と言われる「円相」をスローガンに掲げたのは、自然界は完全で絶妙な調和が出来ており、我々人間こそ調和を乱している根源と言えましょう。人というのは自然の摂理の一部である事を自覚し、今置かれている環境に大いなる感謝の気持ちを掲げ、更なる先の次元へ進むためにお互いの個性を受け入れ、我々自身が完全なる調和が取れた時こそ、ゼロからイチが生まれると信じております。自らゼロからイチを創るのでは無く、調和の先に生まれるという事を自覚し、「明るい豊かな浦添」の創造に向けて邁進して参ります。

浦添から県内各地会員会議所へ情熱を発し、我々が更なるステージに進むべく、新たな時代の幕開けと浦添アジェンダの始まりをここに声高く宣言致します。

人は限りなく可能性を秘めている
感謝の心を以って誠を尽くし、
愛と希望が溢れる街、浦添を創造するために生涯挑戦し続けよう

ゼロからイチ 更なる先へ 浦添が一番!