理事長所信Greeting

Create Value of Urasoe
クリエイト バリュー オブ ウラソエ
- 地域に共感され、愛される組織へ

-はじめに-

 我々の歩む道は先輩方が繋いできた道
新たな時代の道標となる
時代に根ざした積極的な活動を推進する

 1972年11月12日、浦添の地に集った初代理事長の新門先輩率いる30余名の志高き青年により設立された浦添青年会議所は昨年45周年を迎えることができた。今日の浦添青年会 議所があるのは、この浦添という都市(まち)を「明るい豊かな社会」にすべく自ら率先して行動し、青年会議所運動を紡いできた先輩方の情熱があったからだである。我々が今、歩んでいる青年会議所としての道のりは、先輩方のこれまでに積み上げてきた運動が道標となり活動している事を忘れてはいけない。浦添青年会議所の運動は先輩方と共に積み上げているのだ。我々現役会員を叱咤激励し、常に暖かく見守ってくれる先輩方に感謝と尊敬の念をもち、2020年代、次の50周年に向けて、今の時代に根ざし、先見の明を持って、浦添市の明るい未来のために道標となる積極的な活動を本年は推進していきたい。

-浦添市の明るい社会とは-

 浦添市の未来を語れるか
活動・運動を通して浦添市の価値を追求
明るく豊かな浦添を創造する

 我々が活動する浦添市は県庁所在地である那覇市に隣接するベットタウンとしての利用が多く、人口密度は那覇市についで2番目に高い地域で、市民の平均年齢は40.06歳(平成2 8年11月現在)と子育て世代が中心なこともあり、出生率が全国でも高い水準にある。また、沖縄戦により市の面積の約14%が米軍基地で占有された中、人口増加が著しいこともあり、観光地や商業地域の誘致より住宅地やビジネスオフィスの入居などが先行され、浦添市は他市町村の人や観光客にとっては、立ち寄る機会が少なく、中北部へ行くための通過地点としての利用が多いのが現状である。一方では、空港や中北部へアクセスしやすいなど利便性が良いこともあり、事業所数としては那覇市に次いで多い。そして、現在沖縄県において注目視されているのが、キャンプキンザー返還後の跡地利用を含めた西海岸開発で、浦添市が沖縄の中枢を担える大きな可能性を持っている。浦添市はまさに今が未来への転換期であり、我々は浦 添市について歴史を振り返ることから深く学び、浦添市にとっての明るい豊かな社会とは何かを常に意識し、浦添市の明るい未来を追求しながら、日々の活動と運動に取り組んでいかなければならない。本年は浦添市の未来に向けて、浦添市の価値を追求し、創りあげることを積極 的に推進し、沖縄県内から国内、さらには世界に向けてその価値を発信していきたい。

-行動規範-

 クリエイティビティ(想像力)とイノベーション(改革)
青年らしい叡智を集結し、
提案型の積極的な事業運営を
市民から共感される組織へ

 青年会議所活動の特徴の1つとして、他団体などまわりの環境から干渉されることなく、地域や本組織の問題点に対する取り組みを、1から委員会メンバーと議論をかわしながら、創意工夫し企画・提案するという、事業を創り上げる醍醐味があります。45周年を経て新たなスタートとなる本年は、青年らしいクリエイティビティとイノベーションを行動規範とし、全ての 活動を原点から見直し、地域と時代に根ざし、先の時代を見据えた積極的な事業を推進したい。そのためには委員会における積極的な議論が必要であり、一つひとつの問題を可視化した上で、その解決策を提案していくという、事業がカタチになっていく醍醐味を全ての会員に共 有してもらいたい。物事の問題点を自ら見出し、その解決策を自ら提案していくプロセスを経て開催する事業は得られる気づきや学びの質が高くなり、自身の資質向上だけでなく、その後の浦添青年会議所の活動に良い影響を与えること繋がる。本年はその事業を創りあげるプロセスを徹底的に重ねていくことで会員の資質を高めていきたい。さらには、その提案型の事業を市民や公共機関と協力関係を築きながら開催し、より多くの市民に事業と本組織の意義を共感されるよう努め、地域から愛される組織へと昇華していきたい。市民が愛着を抱く組織として成長し、よりインパクトのある運動・活動を継続的に開催することで、浦添市の未来に与える影響も高めていきたい。

-会員拡大と人財育成-

 浦添青年会議所の存在意義や活動に共感する人財を発掘、
地域を創るイノベーターへと育成し社会へ輩出

 青年会議所は意識変革団体であり、我々は地域を創るイノベーターとして社会貢献しなければならない。ここでいうイノベーターとは、時代ごとに生まれる価値や考え方を積極的に取り入れながら行動し、その周りの市民や社会環境に影響を与え続ける人のことと定義します。青年会議所の役割は事業を起こし地域に貢献するだけではなく、地域のことを誰よりも大切に想 い、行動する人財を社会に輩出することである。我々が浦添青年会議所の活動や運動を通して資質を磨いて卒業した後に、活動するそれぞれの地域における問題点を自ら見出し、解決策を自ら提案し行動し続けることは、浦添市だけでなく沖縄県においても社会環境を高めるイノベ ーターが数多く存在することになり、明るい豊かな社会づくりに繋がる。我々の活動に共感する人財を発掘することと、人財を育成し社会へ輩出することが大切な役割であり、存在意義でもある。地域を創るイノベーターにより活性化していく社会を目指すためのスタートは会員拡大である。今年は会員拡大率の目標を50%とする。そのために浦添青年会議所のファンづくりを目的とした事業を開催し、その後のフォローアップから入会に繋げるまでの戦略的な仕組み化に取り組みたい。開催した事業で会った青年を積極的に定例会や我々の事業などに参加させ、浦添青年会議所の魅力でもある団結力や一体感を体感してもらいながら、事業の意義や達成感などを共感してもらうことを通して入会に繋げていきたい。

-30周年を迎えるわんぱく相撲浦添大会-

 記念大会として新たな体験を創出
市民に愛される青少年育成事業へ

 浦添青年会議所の継続事業として開催しているわんぱく相撲浦添大会は今年で30周年を迎えます。本事業はこれまでわんぱく相撲を継続してきた先輩方と浦添市をはじめとする教育関係者や民間企業も含めた一般市民に支えられ、子供たちに夢と感動を与える機会を創出してきた。日本の伝統文化である相撲は「礼」を学び「目標に向かって努力する」ことや「真剣勝負することの大切さ」「相手に対する思いやり」など社会生活に必要な「徳」を養う場である。近年ゲーム機器などによるバーチャルな世界での遊びが増えたこともあり、裸一貫で体と体をぶつけ合う本競技は子供たちの青少年育成においては貴重な体験の場となっている。30周年 の節目となる今年は、子供たちにこれまでの大会にはない体験を創出し、記憶に残る記念大会としたい。また、昨年開設したわんぱく相撲浦添大会特設サイトを活用し、30周年記念にふさわしい情報発信を行うなど、広報の手法をイノーベーションし、今後の運営や関係者との信頼構築に活用していき、30年継続され共感を得ている本事業の醍醐味を市民が共有し波及させることで社会的認識をより高めていきたい。

-浦添市の地域を活性化させる-

 市民や公共機関と共に創る
共感される地域活性事業の可能性を追求

 地域の活性化と一言でいっても、経済分野や地域コミュニティーの形成、イベントなど目的や対象とする地域によってその意義は異なってくる。近年の浦添青年会議所の地域活性における取り組みは、その時々での活性化はできているが、市民をはじめ浦添市や民間企業を巻き込んだ取り組みとしては共感されるまでには至っていない。そこで本年は地域活性事業を市民と公 共機関そして民間企業を巻き込みながらより効果的で継続性のある事業を開催し、その後の効果までを見据えた戦略的な事業モデルを追求したい。地域活性への効果が得られることで市民や浦添市、民間企業に共感を得られることができ、その価値を共有してもらうことで我々の活 動を波及していきたい。また、浦添青年会議所における地域活性化の意識向上のために、地域活性における勉強会を開催し会員の見識を高めます。そして浦添青年会議所内において地域活性化のロールモデルを公募し、効果的で現実的に遂行できる案を活性化事業として実現可能か追求し、会員の地域に対する愛着や活性化への動機付けと意識醸成を図るとともに今後の地域活性化事業に繋げていきたい。

-社会性を高める青少年育成-

 集団活動における体験型事業を通して社会性を高める
共感される青少年健全育成

 青少年を取り巻く社会環境は、近年、ICT 産業の発達や家族環境、教育方針の変遷によりめまぐるしく変化している。我々が育った幼少時代は近所の大人に叱られたり、隣の子どもたちと公園にいって遊んだり社会との関わりは密接していた。核家族化やプライバシーの確立により、地域における人間関係の希薄化が進み、子供たち同士による世代間交流や集団活動におい て相手を思いやる機会が少なくなり、社会性を高める環境や機会が減少している。本年は青少年育成において集団活動を通した体験型の事業を開催し、集団における目標づくりや共に努力し目標を達成するまでの小さな成功や失敗を重ねていく感動体験を通して子供たちに社会性や 人間性を高める機会を創出したい。さらには、青少年健全育成事業として、市民や浦添市をはじめとする公共機関の協力を得ながら共感される青少年健全育成事業をめざし、継続的な事業としても成立する事業モデルを追求したい。こどもの可能性を引き出し、達成感の共有や協働関係の意識づけなど社会性を高めるための青少年健全育成事業が市民に共有されることを目標としたい。

-浦添青年会議所のブランドを高める-

 オウンドメディアによる積極的な広報活動
浦添青年会議所の取組みに対する共感と共有を図る

 青年会議所の認知度はまだまだ低く、商工会などの他団体との違いが認識されていない。社会的に認識不足ということは、存在意義や活動意義も当然理解されているはずがない。その原因は広報活動の弱さからであり、我々は活動意義と活動内容とそこから得られる社会に与える効果を広報活動として発信していく必要があります。浦添青年会議所活動を市民にインパクトをもって伝達するために、波及力のあるオウンドメディアを活用し、我々が発信したい情報と一般の方々が知りたい情報をバランス良く配信するとともに、他のボランティア団体との違いや青年会議所だからこそできる活動の魅力、さらには我々の団結力といった個性を積極的に発信するとともに、SNSと連動した情報拡散を行い、浦添青年会議所の認知・周知を高めるとともに、ファンづくりを図っていきたい。創意工夫溢れるアイデアで波及力のある広報活動を効果的に重ねていくことで、我々の取り組みに共感する市民を増やしていき、浦添青年会議所が沖縄県内でも突出した団体として共有してもらうことで、他団体にはない我々の個性とそのブランドを高めていきたい。

-活力と絆を支える組織運営-

効率の良い組織運営で
組織のクリエイティビティとイノベーションを創出
浦添青年会議所の活力と絆を支える

 青年会議所の活動は会員の善意によって成り立っており、会員は日々の所属している会社の業務に取組みながら活動に従事している。家族や会社における時間を割いて青年会議所活動に取り組むので、限られた時間の中で効率の良い組織運営が求められる。そのためには組織運営の可視化を徹底的に追求し、委員会運営まで落とし込んでいきたい。スケジュールや与えられたタスクを総務委員会中心に透明性とスピード感溢れる組織運営で会員のクリエイティビティとイノベーションに費やす時間を確保し、最大限に能力を発揮できる環境づくりを追求し、活動の基盤を固めていく必要がある。今年は45周年を経て新たな時代に向けてスタートとなる年である。会員が積極的な姿勢にて事業参画できるように、総務委員会がイニシアチブを最大限に発揮し、組織運営の効率を高めていきたい。

-役職について-

限られた時間の中
自らやりがいを見出し、役割を全うする
誰をどのように支えていくか、
想いを共有、共生することで人間性と社会性を磨きあげる

 物事に対する向き合い方で人は成長の度合いが異なる。苦手なことに真摯に向き合い行動をおこし、そこに自らがやりがいを見い出すことで人間性の向上だけでなく、得意分野を含めた全ての資質を高める事に繋げたい。様々な人と物事と向き合いながら事業を遂行し、自己成長していくという青年会議所の醍醐味を最大限にポジティブにとらえて楽しんでもらいたい。また、青年会議所は単年度制という組織運営を行っている。これは1年で役職が変わり、毎年与えられる役割が変わることでより多くの経験を積みながら資質を高めていけるという特徴があります。自分より社会経験の浅い会員が上司になることもあれば、自分より年上や経験のある人が委員として遣え、役割を与え運動や活動を推進していかなければいけない。この1年という限られた期間の中で、年齢や経験年数にとらわれず、与えらた役職と役割を全うできるかは一人ひとりの資質と人間性が問われるところである。どの役職であっても、組織の中で誰をどのように支える事ができるかをしっかり向き合い学んでいただきたい。我々は「明るい社会の創造」を日々会社の活動外の時間の中推進しているボランティア団体である。会員全員が一丸となり、心を寄せ合い、足りない能力を共に補い合いながら運動を推進し、皆で成長していくという想いを共有していかなければいけない。その想いの共有意識の高さが浦添青年会議所の団結力や絆の深さではないだろうか。

-結びに-

失敗を恐れず積極的に行動しよう!
あなたがやらなければ誰もやらない!

クリエイティビティとイノベーション力を最大限に発揮し、
浦添市の価値を創り続けることを通して、
地域に共感され、愛される組織へ

 2007年に人との交流が好きという理由で入会した、当時サラリーマンであった私が本年理事長という大役を担わせていただく事となった。入会からこれまで志の高い先輩方や同級生そして後輩に勇気づけられながら自分と向き合い、与えられた役割をがむしゃらに全うし続け、社会生活や成すべきことへの意識が高まった。振り返ると私なりの足跡が残っており、喜びや悔しさなどの小さな経験の積み重ねが現在の私を創りあげている。リスクや不安は隣り合わせにあり、それでも失敗してもいいと覚悟してこれまで歩んできた。覚悟を持って望んだ行動には取り組んだ分の成果が得られる。本年は理事長職を通して、クリエイティビティを発揮し、イノベーションを起こそうと覚悟を持って挑戦する各委員長を始めとする会員の志を積極的に推進していきたい。
 我々浦添青年会議所が創る浦添の未来は、今の我々の活動・運動が道標となるのだ。我々の今という一瞬は二度とはやってこない。だからこそ、あなたがやらなければ誰もやらない。家族や仕事という人生において大切な時間を割いてやるのであれば、与えられた時間の中、失敗を恐れず積極的に行動しよう。青年としての情熱をもってクリエイティビティとイノベーション力を最大限に発揮した事業を推進し、浦添市の価値を創り上げ、浦添市の変革に繋げていくことを通して、浦添青年会議所の存在を「共感」から、浦添市になくてはならない存在へと「共有」され、地域から愛される組織へと進化していこう。 浦添市の未来を創るのは俺たちだ!

第48代理事長 中村 隆司